フランジ付き玉軸受は、外輪に薄い鍔が付いた軸受です。鍔は主に位置決めや抜け止めの補助に使われ、薄板、ローラー、ガイド、ホイール、小形装置などで組立を簡単にします。
通常の玉軸受との違い
通常の深溝玉軸受は外輪が円筒形です。フランジ付き軸受は外輪の片側に鍔があるため、ハウジングやプレートの端面に当てて位置を決めやすくなります。ただし、フランジは大きな構造荷重を受けるための部品ではありません。
交換時は、内径、外径、幅だけでなく、フランジ外径、フランジ厚み、シール形式、材質を確認します。通常軸受で代用すると、位置決めがずれたり、スペーサーとの関係が変わったりすることがあります。
選定ポイント
小形装置では、軸径、取付穴、肩部、止め輪、ワッシャーとの干渉を確認します。湿気や洗浄がある場合はステンレス仕様、粉塵や水分がある場合はシール仕様を検討します。高速回転では、シール抵抗と潤滑状態も重要です。
よくある用途
搬送ローラー、計測装置、小形モーター、ガイドホイール、ドアローラー、模型、医療機器周辺部品などで使われます。用途によって重視する点は、低摩擦、位置決め、耐食性、静音性、保守性に分かれます。
RFQでは、型番、寸法、フランジ寸法、数量、材質、シール、用途、荷重方向、回転速度を伝えてください。写真があれば、フランジ側と反対側の両方を用意すると確認しやすくなります。