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技術記事

玉軸受の基本構造と各部品の役割

内輪、外輪、玉、保持器、シール、グリースがどのように荷重を受け、滑らかな回転を作るか解説します。

玉軸受は、主に内輪、外輪、玉、保持器で構成されます。用途によってシール、シールド、グリース、止め輪などが加わります。それぞれの部品が正しく働くことで、荷重を支えながら低い摩擦で回転できます。

内輪と外輪

内輪は通常、回転する軸に取り付けられます。外輪はハウジング側で支えられます。両方の輪には玉が転がる軌道面があり、軸から入った荷重は内輪、玉、外輪、ハウジングへ伝わります。

はめあいが緩すぎると輪が軸やハウジングに対して動き、摩耗や発熱が起こります。きつすぎると内部すきまが減り、回転抵抗と温度が上がることがあります。

玉と保持器

玉は内外輪の間を転がり、荷重を受けます。保持器は玉どうしの間隔を保ち、接触と偏りを抑えます。保持器は荷重を直接支える主部品ではありませんが、潤滑不足、急加減速、過大な振動があると損傷することがあります。

シールとシールド

ZZ は金属シールド、2RS はゴムシールを示すことが多い記号です。シールドは比較的低抵抗で異物の侵入を抑え、シールは粉じんや水分に対する保護を高めます。詳しい使い分けはZZ と 2RSで確認できます。

グリースの役割

潤滑剤は、玉と軌道面の金属接触を抑え、摩耗と発熱を減らします。量が少なすぎると潤滑不足になり、多すぎると撹拌抵抗で温度が上がる場合があります。速度、温度、荷重、シールに合う種類と量が必要です。

損傷から原因を考える

軌道面の剥離は疲労や異物、変色は発熱、錆は水分や保管、保持器損傷は潤滑や衝撃などが関係する可能性があります。一つの外観だけで原因を決めず、取付、温度、音、振動、運転時間も確認します。

交換品確認の要点

型番、寸法、シール形式、材質、内部すきま、精度を確認します。基本的な回転の仕組みはベアリングの仕組みも参考にしてください。