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技術記事

玉軸受の基本動定格荷重Cの考え方

玉軸受の基本動定格荷重C、等価動荷重P、L10寿命、回転速度、信頼性、軸方向荷重を実務的に確認する方法を説明します。

玉軸受の基本動定格荷重Cは、回転中の疲労寿命を検討するための基準値です。実際の荷重は、ラジアル荷重とアキシアル荷重を軸受形式に応じて等価動荷重Pに換算し、CとPの関係から寿命を確認します。

CとPの違い

Cは軸受の能力を表すカタログ値、Pは実際の使用条件を反映した等価荷重です。Cが大きい軸受でも、潤滑、汚染、芯ずれ、取付損傷、温度が悪ければ寿命は短くなります。

計算ではL10またはL10hが使われます。L10は回転数ベース、L10hは運転時間ベースで寿命を確認する考え方です。連続運転、断続運転、衝撃荷重の有無を分けて整理します。

軸方向荷重の影響

深溝玉軸受は一定のアキシアル荷重も受けられますが、すべての条件で大きな軸方向荷重に向くわけではありません。軸方向荷重が大きい場合、アンギュラ玉軸受、スラスト軸受、組合せ配置の検討が必要になります。

計算だけで終わらせない

寿命計算は選定の入口です。実機では、軸とハウジングの公差、内部すきま、シール抵抗、グリース量、冷却、組立方法も確認します。計算上余裕があるのに故障する場合は、荷重以外の原因を疑ってください。

RFQでは、型番、寸法、ラジアル荷重、アキシアル荷重、回転速度、運転時間、温度、潤滑、必要寿命、使用姿勢を伝えると、候補確認が進めやすくなります。